INTERVIEW
原山 長之
  • 01生い立ち
    子ども時代について
    新潟県見附市の発泡スチロール製造業「原山化成工業株式会社」の長男として生まれる。
    将来は会社を継ぐことを意識して、子ども時代を過ごす。

    夏は暑く、冬は寒い。常に湿気があり曇っている中越地方での暮らしに、鬱屈した思いを抱くことが多かった。

    高校卒業後
    東京の大学に進学。

    卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。住宅ビジネスの経営コンサルティングを担当する。住宅ビジネス支援部に入ったきっかけは、お客様を呼んでくるまでは「小売業」、この人になら任せられると依頼されたら「サービス業」、仕事を請け負ったら「製造業」と商売の原点が詰められており、将来の発泡スチロール製造業にもきっと役に立つと思ったからである。
  • 02船井総研に入社し、住宅会社向けの経営コンサルティング事業に携わる日々
    当時の仕事は想像を超える過酷なものでした。

    入社して基本的に会社に寝泊まりする日々で、ストレスで体調を崩してしまうこともありましたね。

    船井総研は、もともと大阪の会社ということもあり、同僚はトーク上手で目立つタレントのようなコンサルタントが多く、そういった人材が営業成績を伸ばしていました。それに比べて自分はカッコつけるのが苦手で成績を上げることが出来なくて…同期で最下位となり、もがき悩む日々を送っていました。

    そんなタイミングで恩師となる先輩と出会い「コンサルタントだからといってかっこつけなくて良い」という言葉をもらいました。

    トークも見た目も要領良くするのも同僚と同じことは出来ないから、自分自身のやり方を作らなければならないと強く思い、そこから大きくアプローチを変えました。
    スタッフ紹介
  • 03“船井総研のコンサルティングが変わった”とも言われている原山さんの画期的なアプローチとは?
    まず、成功しているコンサルタントや営業マンの発言を録音・撮影してそのやり方を学びました。

    さらに、地べたを這いずり回るように、地道に全国の会社からチラシを取り寄せたりと、研究したノウハウを「見えるパッケージ化」していきました。

    自分はタレントのように自身を売り込むようなコンサルタントにはなれません。

    だからこそ、活躍している方のノウハウを研究し、その成功する仕組みをパターン化することに努めました。

    以前とアプローチの仕方を大きく変えたことで、徐々にお客様を集めることが出来るようになりました。 あんなに成績を上げられずに悩んでいたのに、船井総研の売上トップランキング上位に入るほどの成果を上げるまでになり、入社10年目にはグループマネージャーに就任しました。
    周囲からは「あの原山が…!まさか…!」と驚かれましたよ。

    後輩にも自分と同じやり方を伝えることで、若手人材育成にも繋がり、早いスピードでどんどん成果を上げていくようになりました。

    「成果を出す再現性のある仕組みを作ったこと」

    これが、現在の船井総研のコンサルティングスタイルの原型にもなりました。
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  • 04ご活躍されていた船井総研を退職後、なぜ32歳の若さで地元の新潟県でプラスホームをスタートされたのですか?
    入社8~9年目頃には、漠然と「将来的には実家の発泡スチロール製造の会社を継ぐので地元に帰らなければならない」と思っていました。

    また、船井総研での経験を通して、自分は仕組みを作るのが好きで「自分の手でこの社会、この世界を良くしていきたい!」という気持ちを強く持っていました。

    それは、たとえリスクを取ってでもです。ぬくぬく生きていくのは嫌だと感じていました。ただ生きていくだけなら生まれてきた意味がない!とも思いましたね。 地元の新潟県中越地方は東京にどんどん若者が流れて人口も減少し、これからどんどん産業が苦しくなるのが目に見えていました。

    だからこそ、「地域の暮らしをアップデートしたい!」「再現性のある、地方産業の成功パターンを作りたい!」「活躍できる若い人材を育てる場にしたい!」と思い、2018年より新潟県に戻り、発泡スチロール業と共に新規事業として超ローコスト住宅専門店「プラスホーム」をスタートしました。
  • 05実際に会社をスタートしてみて
    職場環境は、上下関係を意識せず和やかでアットホームな良い雰囲気です。

    優秀なスタッフが集まってきて、フォローしあって自発的に仕事をしてくださるのでありがたいですね。

    若いスタッフには、仕事をするうえでの成功体験を感じて欲しいと願っていますし、そこまでの仕組みと再現性を作るのが、社長としての自分の使命だと思っています。
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  • 06今後の目標
    今後は超ローコスト住宅だけでなく、「平屋が欲しい」「中古住宅が欲しい」など、それぞれのご希望のカテゴリーに合うお客様に向けてのサービスも展開していきたいです。

    将来的には、発泡スチロールを使った建材業界にも進出していきたいと思っています。性能の良い家をいかに安価に提供するか。そのために建築の手間をどうやって楽にしていくかを、常に考えていきたいですね。

    自社だけの利益ではなく、業界全体の品質アップも視野に入れて事業を計画しています。

    安価により良い建築部材が作ることが出来れば、その部材を使っていただくことで自社のお客様だけでなく他社様の住宅性能も結果的に上がるはずです。より多くの家を建てる方へ品質アップが出来ます。日本全国、いや全世界の人を救うことだって出来ると思っています。

    そのために、これからも「新潟の暮らしをアップデートする」という強い信念を持って、前を向いて進んでいきたいですね。
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